本サイトは、2022年12月5日にAIMノースアメリカで行われたウェビナーのまとめです。

2026年1月より施行される、アメリカの食品輸入規制「Food Safety Modernization Act」の「食品安全強化法第204条」である高リスク食品のトレーサビリティの強化に関して解説していきます。

なお、JETROや農水省の情報も参考にしてみてください。
https://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/foods/fsma/basic.html
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/fsma_traceability-1.pdf

今回のスピーカーは3名。
エイブリーデニソンの食品物流部門事業開発グローバルディレクターのスーザン・フレーク。(https://www.averydennison.com/)
食品トレーサビリティのコンサルタントのアンドリュー ・ケネディ、FDAにおいてFSMAの策定従事しており、204条の策定チームに8月まで所属。
シャーミン・カーンは、トレーサビリティ ソフトウェア プロバイダーであるスマートグローバルの創設者で、同社のマーケティング責任者。
(https://www.opssmartglobal.com/)

まずは今回の条例に対する背景から。
FDAは、2002年に 公衆衛生安全保障およびバイオテロへの準備・対応に基づく記録と保管に関する規則を発表しました。
連邦規則集(Code of Federal Regulations)の21章「Food and Drug(一般的には「21 CFR」と呼ばれる)」に関連し、新たにサブパート「J」としてトレーサビリティ関する要件が定義されています。

Q1:システム構築にどの程度を想定したら良いか?
A1:一般的には、12か月から 18 か月のプロセスが必要ですが、正しく機能するようにするためにも、今すぐ関係者と話し合いを始めた方が良いでしょう。
Q2:食品トレーサビリティリストに 新しい食品は追加されていくのか?
A2:新しい要件や新しい食品は、随時追加されるとともに、5年ごとに更新される予定です。